上田(ゲスト)記
■山 名:皇海山、鋸山、庚申山、銀山平
■参 加 者:会長、殿、マッチョ(ゲスト)、私の4名
【10月6日】 松木川から国境平(幕営) 天気(晴れ)
大ナギ沢の出合まで一般車が乗入出来たようだが、現在は三川合流ダムの銅親水公園前にゲートがあるために駐車場へ車を置き(6:00)出発。
辺りの山々は緑化再生が進んでいるものの荒涼としている。久蔵沢を渡り、松木川林道を進む。
旧集落跡地は草木で覆われ、当時の家屋の基礎らしきものが残っていた。
松木沢へリポート(6:50)、さらに進むと大ナギ沢の出合駐車場跡地(7:00)に着く、少し休み行動食を摂る。
右岸(左)に中倉山のジャンダルム、大岸壁が続き、異様な光景だ。
大ナギ沢(7:20)を渡る。
林道は到る所、落石により寸断されている。
右岸(左)高く聳える岸壁の間からウメコバ沢の滝(7:40)が見られる。
さらに奥まで林道は続く。
めぐり廊下(8:30)は土砂で埋もれ、大型の建機等も埋もれていた。
六号堰堤手前で渡渉用の靴へと履き替える。
右岸(左)に渡り、さらに左岸(右)へと渡り返して六号堰堤(9:20)越えると緑深い渓谷となる。
何度となく徒渉を繰り返し、左岸(右)を高巻きすると前方に皇海山の姿を見せる。
左岸(右)に小滝があり左岸(右)を高巻きし、さらに徒渉を繰り返し、左岸(右) に大岩とカマ(12:04)があり左岸(右)を高巻きする。
ニゴリ沢の出合(12:22)にて登山靴に履き替え、昼食を摂っていると一人の登山者が遡行してきて三股山まで行くと言う。
我々は国境平へ向けて出発(13:00)する。
モミジ尾根の取付点(13:51)に着く。
ガイドブックを読むと此処は、「カエデの樹が多いところからモミジ尾根と呼ばれている。
秋には尾根が真っ赤に染まる」とあったが、紅葉は訪れておらず木々は青々としている。
モミジ尾根の下部は非常に傾斜がきついが、30分程我慢すれば徐々に傾斜は緩くなり、熊よけの爆竹を鳴らし、指導標を頼りに歩くと白砂の台地で、丈の低いカラマツが点在する国境平(15:30)に着く。
幕営と準備をし、水場へ向かうものと宴の準備する班と分かれた。
宴は、盛会に終わり明日への眠りへと就く。
【10月7日】 国境平から皇海山、鋸山、庚申山、庚申山荘泊 天気(晴れ)
4時ごろ起きだし、各自テント内の片付けや朝食の準備へと取り掛かる。日の出(5:43)、朝食を摂り、撤収をする。
国境平(7:00)を出発する。
熊笹の登山道から黒木へ変わると急登となる。
結露したテントが肩に食い込むが、昨日遡行してきた松木川が、所々赤や黄色に紅葉が始まり、振り返ると日光連峰が望め、疲れた体を癒してくれる。シャクナゲが現れると山頂間近だ。
皇海山(10:00)山頂に着く。
展望はあまり利かずに日光連峰が見えるだけだ。
既に5、6人登山者が休憩をしている。先ずは記念写真をとり、昼食を摂る。
下山(10:50)をすると間もなく青銅の剣が立っている所を通過し、原生林の中を不動沢のコルまで標高差約350mの下りだ。
不動沢のコル(11:30)から鋸山やそれに続く鋭鋒が鋭く尖っているのが見える。
ダイグラ尾根を思い出す。
シラビソの中を歩き、ガレ場を過ぎると岩場を大きく登ると鋸山(12:30)で小休止をとり、皇海山、そしてこれからの庚申山までの鋸11峰が望める。
ロープ、鎖、梯子等を使い登下降を繰り返す。
薬師岳(14:20)、地蔵岳(14:47)、渓雲岳(14:52)、駒掛山(13:20)、御岳山(15:48)と途中、熊笹で覆われ登山道が分からずにどうにか庚申山(16:23)へ着く。
既に日は落ち、庚申山荘(17:30)着。身体ともに疲労困憊であった。
勿論、今宵も他の登山者や管理人さんと大宴会が始まる。
【10月8日】 庚申山荘から一の鳥居、そして銅親水公園 天気(小雨)
今日は、銀山平まで下ってカジカ荘にて風呂に入り、タクシーで駐車場へ戻るか。
歩って駐車場へ戻るか決めかねていたが、管理人さんと帰路について話していたら、管理人さんが「一の鳥居から送ってくれる」という。
起床時は曇っていて、日の出らしきものも見えたが庚申山荘を出発(6:50)するころには小雨が降り出す。
鏡石( : )、一の鳥居( : )より、管理人さんのご好意に甘えて銅親水公園駐車場まで送ってもらいました。
最後にガイドブックにも書いてありましたが補助ロープを持っていくと役立つと思います。
上田(ゲスト)記 |