十勝岳登山口(05:20)…十勝岳避難小屋(06:15)…昭和噴火口(07:05)…十勝岳山頂(07:50)…美瑛岳(09:35)…雲の平分岐(11:30)…十勝岳登山口(12:00) 4時起床、5時20分に出発。昨夜は眺めることができなかった十勝岳が眼前に聳え立っていた。今日は雲は多めだが、空気が澄んでいて眼下に広がる十勝平野の風景は素晴らしかった。 十勝岳避難小屋までは緩やかな道で、そこを過ぎると勾配がきつくなった。
12時十勝岳登山口到着。 銀瑛荘にお世話になった。料金500円で、内風呂(洗い場あり)と露天風呂があり、さらに休憩室まで使えて最高の施設だった。 旭川に向かった。 |
6月17日移動日(羽田〜女満別〜雌阿寒岳登山口) 羽田7時55分発、女満別空港行きの飛行機に乗り込んだ。飛行機はほぼ定刻通に女満別空港に到着した。気温が心配だったが、湿度が少なく過ごしやすいといった陽気だった。レンタカーの手続きを済ませ、食料やガスの買出しに出た。 |
オンネトー国設野営場(05:30)…オンネトーコース…二合目(06:00)…五合目(06:40)…七合目(07:50)…阿寒富士(08:50)…八合目(09:20)…雌阿寒岳(10:00)…雌阿寒温泉コース…八合目(10:20)…五合目(10:50)…二合目(11:20)…雌阿寒温泉(11:50)…オンネトー国設野営場(12:50) 4時起床、5時半出発。いよいよ北海道登山デビューの朝! 二合目あたりまでは広々とした林道歩き。二合目を過ぎると道も細くなり、急坂になる。五合目を過ぎた辺りから眺望がよくなる。 8時50分阿寒富士山頂。 10時雌阿寒岳山頂。 一旦、車道に出てからオンネトー国設野営場につながるハイキングコースを行く。 雌阿寒岳は周回コースを選択できることや、比較的楽に奥山に入った感じを得られるのでおススメの山である。また、オンネトーの水の色は今まで見たことがない青色で必見である。 トムラウシ登山口に向けて5時間半の移動。途中で昼食を済ませた。道道718号は最後の30分間くらいは道路が未完成で砂利道であった。東大雪荘との分岐をトムラウシ自然休養林野営場方面に進むとすぐに野営場のゲートがあった。野営場の開設期間ではないが中には入れるだろうと期待していたが、ゲートが閉まっていた。仕方がないのでこのまま進み、トムラウシ短縮コース登山口の駐車場まで行くことにした。駐車場には人気がない。獣の雰囲気がするので爆竹を鳴らしておいた。テントを張り、食事にした。今夜はスーパーでラーメンを買ってきた。北海道のスーパーにはたくさんの生めんやラーメン具、スープの売っていて、選ぶのが楽しい。 |
旭岳登山口(06:00)…ロープウェイ…姿見(06:15)…旭岳山頂(07:30)…姿見平(08:20)…裾合平(10:30)… 中岳温泉(10:25)…姿見(11:55)…ロープウェイ…旭岳登山口(13:15) 4時半起床、5時半出発。天気は曇り勝ちだが悪くはない。ただ、気になるのは、北海道にきてからほとんどなかった風が今日は吹いていることだった。6時発のロープウィに乗り込む。ただ、係りの人にこの風だと昼ぐらいにはロープウェイは動かなくなるだろうと言われた。6時間では黒岳往復は到底無理なので、旭岳〜北鎮岳〜裾合平にルートを変更した。姿見平の風は麓よりも強く、目指す旭岳は雲の中だった。 8時20分に姿見平に到着した。噴気活動展望台や周辺の池を見て廻るも、このまま帰るのも早いしな〜ということで、本日、予定していたルートを逆周りで行けるところまで行ってみることにした。 大雪山は天候により、旭岳のみとなってしまったが、次回はいろいろ廻ってみたいと思った。中岳温泉側では人に会うこともなく、大雪山の懐の深さの一端を味わうことができた。次回は縦走をと、気持ちを強くした山行であった。 本日も昨日お世話になった湯元 湧駒荘の温泉に入りにいった。 |
トムラウシ短縮コース(05:30)…温泉コース分岐(05:50)…カムイ天上(07:20)…コマドリ沢(09:00)…前トム平(10:30)…トムラウシ分岐(12:10)…トムラウシ山山頂(12:40)…前トム平(14:40)…コマドリ沢(15:30)…カムイ天上(17:10)…温泉コース分岐(17:50)…トムラウシ短縮コース(18:10) ※当初は1泊2日を予定 4時起床、5時半出発。温泉コース分岐までは平坦な笹根コースであるが、徐々に勾配が増す。カムイ天上で一旦勾配は落ち着いた。 友人の様子を伺うと疲れが激しい。コマドリ沢は雪の下であるが、周辺を見上げると雪解けで滝のようになっている場所が数箇所あった。工程は長くなるが水も取れることだし、ここに荷物を置いて友人の負担を押えることにした。 コマドリ沢を少し進んだところから雪渓の登りに入る。一気の登りを終えるとトラバースに入る。が、ここでルートを見失う。行きにこの辺は危ないかもと思っていたところだった。散々迷った挙句、ルートがハッキリしている場所まで戻り、ルートを見つけることができた。その後、雪渓のトラバースと夏道が交互に続き、カムイ天上には17時15分に到着した。 ここから先は雪はあるものの夏道歩きに入る。温泉コース分岐には17時50分に到着した。 トムラウシ山は1泊2日予定であったが日帰りで登ることができたので、北海道山行は4回の山行のつもりだったが、もう一山増やすことが可能になってきた。しめしめトムラウシ山は山頂へのアプローチの感じが僕好みの山だった。アプローチの時点ですごく山深い感覚を得られたが、頂上の景色も格別だった。次回は縦走中に踏みたい山頂であった。 下山した足で、十勝岳登山口に向かう。道道718号の50kmの道のりは人に会うことはなく鹿にばかりに出会った。気が抜けない一本道だった。ガソリンがあと1メモリ半というところだったが、途中でスタンドに寄ればいいか〜という程度に考えていたが、夜になり開いているスタンドがない。ガソリンが乏しくなり、焦りが出ているところにきて、さらに狩勝峠では濃霧が発生していて視界がすこぶる悪い。こんな所でガス欠になったら。。。慎重にここを通過して、南富良野に入る。ここでもスタンドがやっていない。コンビニで伺うと、富良野に行けばやってるとのこと。ホッと一息。富良野でスタンドを見つけ、さらに車を走らせ続ける。当初は国設白金野営場にお世話になろうと思っていたが、すでに22時を過ぎていたのでそのまま十勝岳登山口の駐車場まで進む。駐車場には2、3台の車が止まっていた。今日は車の中で寝ることにした。ちなみに本日は残念ながらお風呂には入っていない。 |
比羅夫登山口(06:20)…二合目(06:55)…六合目(07:55)…九合目(08:40)…羊締山山頂(09:20)…旧小屋跡(09:50)…九合目(10:05)…六合目(10:40)…二合目(11:20)…比羅夫登山口(11:50) 夜半から雨が降り、朝まで降り続いた。予定の山は登り終えていたので、羊蹄山は登らなくていいか〜と思いながら、うつらうつらしていると、マイクロバスが到着した。いや〜、ご苦労なこったですと思いながら、うつらうつらしていると乗用車が2台ほど上がってきた。むむっ、結構くるな。。そうこうしているとまたマイクロバスが。。よっしゃー、それじゃオイラものぼるかーとなった。 5時半起床、6時20分出発。準備をしているうちに雨は上がったが、山の上の方は雲にすっぽり覆われていた。 羊蹄山は登り一辺倒の単調な登りが続くため、今回のように山頂で見晴らしを楽しめないと、正直しんどい。次回は天候が良いときに倶知安温泉から羊蹄山を眺めてみたいものだ。 北海道山行で一番苦労したのはゴミの処理だった。当初は車移動のため、45Lのゴミ袋にゴミをどんどん詰めていたが、これってどうやって捨てるの?と後になってから気づいた。仕方がなく小袋を買って、小分けにしてコンビニのゴミ箱に捨てることにした。コンビニの皆様、すみません。小袋などの買出しは、国道沿いのショッピングモールに必ず100円ショップがあったため、そこで購入した。 くっちゃん温泉 ホテルようていの温泉に入った。料金700円で、内風呂と羊蹄山が一望できる露天風呂があった。僕はもっぱら内風呂のジャグジーを占拠していた。 倶知安から札幌までは3時間ほどの道のりだった。札幌で安いビジネスホテルを見つけた。夕食を取りに行きがてら、大通公園を観光した。こんな場所が僕の家の近くにあったらいいのにな。 |
■山名 : 6月17日 移動日(羽田〜女満別〜雌阿寒岳登山口) 18日 雌阿寒岳・阿寒富士 19日 トムラウシ山 20日 十勝岳・美瑛岳 21日 休養日(旭岳登山口) 22日 旭岳・中岳温泉 23日 羊締山 24日 移動日(札幌〜新千歳〜羽田) |
6月24日 移動日(札幌〜新千歳〜東京) ホテルで朝食を取り、ゆっくりしてからチェックアウトした。札幌のベタな観光スポットを巡り、二条市場で昼食を取った。 北海道山行はとても楽しかった。欲を言えばもう少し時間を作って廻りたかったものだ。引退されたご夫婦に何組かお会いしたが、本州の自宅から車で道内に入り、気ままに1ヶ月間滞在するという人が多かった。北海道山行を行くことを決めたのは第一に本州にはある梅雨がないことだったのだが、最近は蝦夷梅雨という言葉があるようで、この時期の北海道の天候は必ずしも安定していなかった。ただ、東京に戻って、湿気の多さに気が遠くなりそうになったのだが、北海道にはそれがなく清々しくすごすことができた。 |