矢田石9:00発-錦滝9:35/40-日向山10:45/11:05-矢立石12:10
黒戸尾根を経て甲斐駒ヶ岳の計画であったが気象状況を鑑み目的地が変更になり、一日空い
た。「折角こちらに来たのだからもう一つ登ろう」と甲斐駒ヶ岳をじっくり眺めたく日向山に登るこ
とに。これまた車中で急遽衆議決定。
諏訪から小淵沢にかけての中央高速道では季節外れの雪で白い八ヶ岳と南アルプス甲斐駒ヶ
岳、鳳凰三山、北岳が望める。何度か見た電車の窓から得られる景色とは趣が異なり、また雪
の白さが山々を一層ひきたてていて感動的である。
もう重さは考慮外で良いのでスーパーマーケットで思い立つままに食材・酒類を追加調達して
甲斐駒ヶ岳黒戸尾根登山口の竹宇神社近くのキャンプ場に幕営。季節外れで我々以外余人な
し。
翌朝明るくなってから起き境内を散歩する。朝食後車で矢立石の登山口まで行く。先着の車が
10台程度あり、駐車スペース確保に苦労する。林道を歩き錦滝までは水平な道。こちらに歩き
出すと駐車スペースいくらでもある。尾白(オジラと読むのが正しい)沢を隔て 黒戸尾根の先に
は真っ白い甲斐駒ヶ岳が望まれる。今の気象状況では我々のパーティとしては無理であった。
その左手の白い山塊はオベリスクが特徴の鳳凰三山である。
錦滝 この右手に稜線に突き上げる急登の道がある。 |
錦滝から稜線までは急登である。雪も付いているところもあり。急登が終わり一端下がって雁ヶ
原(ガンガワラ)の白ザレ(砂)の斜面の奇景が目に飛び込んでくる。砂漠のような、砂浜のよう
な景色である。花崗岩が風化してサラサラした砂になったという。木々はない。稜線には花崗岩
が角状にニョキニョキと生えている。鳳凰三山の地蔵岳に似ている。頂上の北西斜面が雁が原
の本領である様だが日陰で雪が着いていて印象薄い。
草木のない砂漠のような雁が原の白ザレ。昨日降ったであろう雪も残る。 |
展望は甲斐駒ヶ岳の他に北には八ヶ岳が望まれ、今回もっともふさわしい展望台であった。
標高1659.6mで三等三角点確認。
南には甲斐駒ヶ岳 今回のアタックは無理だった。敬遠して正解
北には八ヶ岳連峰 |
頂上からは展望の利かない樹林帯を下り、歩き飽きた頃矢立石の出発地点に着く。
尾白の湯で汗を流した後、近くにあるサントリー白州蒸留所を見学し、おいしいウイスキーの
白州10年もの及び12年もののハイボール割を少し頂き(ハンドルキーパーの会長はソフトドリ
ンクで蘊蓄のレベルアップだけ)帰途につく。お疲れ様でした。
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