奥秩父「国師ヶ岳・北奥千丈岳・金峰山」山行報告

期間:2010年9月25日(土)~26日(日)



報告:井原

参加者:宮本会長、土屋、加納、井原 計4名


アプローチ

9月24日(金) 21:00水戸発-常磐高速道・首都高速道・中央道を通り勝沼ICから140号国道

を経て峰越林道川上牧丘線で大弛峠9月25日2時過ぎ着


行程

9月25日(土)

大弛峠12:13-国師ヶ岳13:05/23-北奥千丈岳13:43/55-夢の庭園経由、大弛峠14:40着

9月26日(日)

大弛峠5:00-朝日峠5:45-朝日岳6:22-金峰山7:45/8:43-朝日岳9:50-大弛峠10:40


帰途

大弛峠11:50発-峰越林道川上牧丘線-中津川林道-140号国道-花園ICより関越車道

-北関東道で水戸には17:50着


車で大弛峠まで行く金峰山・国師ヶ岳・北奥千丈岳山行が計画された。軽いアルバイトで素晴

らしい展望が得られ、夜の懇親宴会が目的のようなのんびり山行である。

台風14号は太平洋を北東に進んでいてその影響で25日(土)の午前中は雨という。はたして

大弛峠の駐車場に着いたときは冷たい小雨で風も強い。台風は遠ざかりつつあるので天候

回復を期待して車中で仮眠して待機。8時頃雨がやむ。10時頃駐車場からすぐの大弛小屋の

幕営場に設営。4人では広すぎるほどの大きさである。その代わり夜は寒かった。標高は

2365mもあるのだから道理である。(翌日の金峰山の稜線では霜や岩のくぼみに氷が張って

いるのが見られた)



出発前。テント前にてガス巻いていて合羽着て出る

各自持参の昼食摂って一休みしてガスの中、国師ヶ岳に向けて登る。前半は立派な木道階段

で歩きやすいような歩きにくいような・・

前国師ヶ岳の小ピークを踏み三繋峠から国師ヶ岳には10分足らずで着く。この頃から天気が

回復して青空が見え始め、富士山が面前に見える。三繋峠に戻って秩父山塊での最高峰

2601mの北奥千丈岳の緩やかなピークにも足運ぶ。これまた10分足らず。八ヶ岳・南アルプスの

山塊の頂上には雲がかかっていて山座同定に難あり。きっと明日は雲もなくはっきりするだろ

う。



秩父での最高峰2601mの北奥千丈岳にて。天気は回復したが雲多い

下りは登りにはガスで気がつかなかった「夢の庭園」を回っていく。展望素晴らしく良かった。

ナナカマドが秋の気配を見せている。



夢の庭園入口




ナナカマド 色づき始めている

15:00頃から宴会の準備、今夕は定番の鍋である。鍋奉行でグルメの宮本会長の指示の

もと調理して、飲んで食べて山の歌や唱歌歌う。19:00にはシュラフザックに潜る。外は星空

で明日は快晴だろう。





普段やったことのない調理作業。細君には見せたくないという

3時起床で朝食摂って出発したのは5時。3,4日前満月(中秋の名月)だったため月明かり

だけでもある程度明るかった。ヘッドランプ点けて歩き出す。30分ぐらいでランプは不要に

なる。小ピークを3つ4つ越えて朝日岳までが長く辛かった。



ここまでがしんどかった。朝日岳山頂

ここから富士山は南に望める。うっすら白い。昨日初冠雪があったという。



富士山は単純明快で悩まず山座同定出来る

朝日岳頂上からの下りはガレの急坂だ。また針葉樹の樹林に入り鉄山の頂上は巻いて

金峰山の肩に出ると360度の展望が開ける。北から西に八ヶ岳・乗鞍・御岳・中央アルプス・

南アルプス、南に富士山と雲なくはっきり見える。肩からの稜線は岩がごろごろの歩きにくい道

である。



登って来た朝日岳(左)と巻いた鉄山(右)。

右奥は昨日登った国師ヶ岳(左の尖ったピーク)と北奥千丈岳(右のなだらかなピーク)



八ヶ岳  一番高いのが赤ヶ岳 右は瑞垣山の岩峰

頂上で一時間余り大休止する。金峰山を特徴する五丈岩が頂上の稜線西端にあるが近くまで

行ってみたがすぐに白旗を巻く。登攀技術のない者は登ろうとしない方がいい。2,3名の若者

が岩の頂点までチャレンジしていたが岩登りをやっている人であろう。



五丈岩と南アルプスの南部

南アルプスはなじみが薄くて白根三山まではいいのだが、塩見岳と思われる所から南の方面

の山座同定があやふやである。北東には雲のように見えるが噴煙の出ている浅間山も

かすんで見えた。



右から北岳・間の岳・農鳥岳の超3000mの稜線 一番左の丸いピークは塩見岳?

その前の稜線は鳳凰三山

展望を楽しんだ後下山。台風一過で登山客多いが、互いに挨拶をして道を譲り合い気持ち

良く山行できた。

10:40大弛峠に帰り、テント撤収して帰途につく。渋滞する中央道は避けて関越道北関東道を

通るべく長野側に進む。こちらは未舗装で荒れた道であった。水戸には18:00前着く。



宮本会長語録「台風直後は山に行くべし」











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