唐竹久保9:30/10:20-大神宮山11:45―高笹山13:00/13:20-池ノ平14:05-八溝山15:10/15:40-
八溝林道日輪寺入口16:40
雨で延期になっていた山行でメンバーは土屋・井原と共通の友人K氏の退職者3名、高齢
パーティである。あえて長い福島との県境尾根を登って八溝山を目指す。車2台で八溝林道の
日輪寺入口まで行き、まず一台をデポ。それから唐竹久保のバス停近くに移動してもう一台を
デポ。水戸を出てから3時間経っていた。さすが八溝山は遠い。
桜の話題のこの頃なのに、この時期としては強烈な寒の戻り。快晴だが風は冬のそれで冷た
い。
早速、歩き出すが取り付点の表示は無くまた蘊蓄を傾けた話に夢中で林業用の道で北に進ん
でしまう。これはおかしいと気がつき、K氏の「迷ったときには元に戻るのが鉄則」との適切な
提言に従い部落に戻る。外には人見えないのでわざわざ玄関から訪ねて道を教えていただく。
50分程のロスであった。バス停から北に進んですぐカーブミラーのあるT字路を左折して西に
向かうのが正しいルートである。やがて表示が表れ唐竹久保林道(この道はデコボコがが多い
との情報で車で入る事を忌避したがそれほどの事もなさそう)に出てここを30分あまり歩く。遙か
向こうにアンテナの立つ峰が八溝山のようだ。
遠く遙かな先の八溝山 |
やがて踏み跡が右の尾根に表れ大神宮山に着く。立派な展望台があり、また直径6,7cmの
丸穴の空いた眼鏡石(遙拝石)があり穴の先に伊勢神宮があるとのこと。
眼鏡石、遙拝石とも言う。穴の方向に伊勢神宮がある |
縦走路は尾根の左を巻くように付いていて、昨日降ったのであろうか地面には最大2cmぐらい
の積雪あって、思いかけずスリリングであった。三人もいれば心強く非日常性もかえって楽し
い。尾根にはずーっと土手が作られ県境を示している様だ。他に何か目的あるのか知らんと
皆でいぶかしがる。
予想していなかった雪道 アイゼンは持っていなかったが問題なし。右が県境土手 |
高笹山で大休止して昼食を摂る。取り付での道迷いもあり予定より時間がかかっている。
緩やかな上り下りを繰り返し徐々に高度を上げ池ノ平のピークを通り、茗荷分岐の稜線に出で
る。まだまだアンテナのある八溝山山頂は左手かなたである。歩きくたびれていやになった頃
ようやく山頂に着く。お城の格好をした展望台に登って展望を楽しむ。
八溝山展望台にて。ここでこの山行初めて人と会って三人のショット録ってもらう
山頂の八溝嶺神社 |
下りは日輪寺を回り、お茶がおいしいだろうと名水を水筒に詰めみやげにと持ち帰る。大きな
杉の並木を経てワサビ田をのある沢まで降りて対面の尾根に登り直すと、八溝林道で車デポ
地点であった。
ワサビ田 夏も涼しそう |
冬のような寒い中、雪の中も歩き15km、7hrほどのアルバイトであった。唐竹久保の車を回収し
て、帰りは湯槽にリンゴの浮かび甘く香る大子町の森林の湯で汗を流して帰る。
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